リゾートバイトでは、勤務先までの往復交通費が支給される求人が多くあります。
ただし、「交通費支給」と書かれていても、実際に使った金額が無条件ですべて戻ってくるとは限りません。
多くの求人では支給上限が決められており、契約期間を最後まで働くことが条件です。さらに、交通費はいったん自分で立て替え、勤務終了後の給与と一緒に支給されるケースが一般的です。
そのため、求人を見るときは「交通費あり」だけではなく、往復か、上限はいくらか、いつ支給されるかまで確認する必要があります。
リゾートバイトの交通費は往復支給が多い
リゾートバイトでは、自宅などから勤務先へ向かう「赴任」と、勤務終了後に戻る「帰任」の交通費を合わせて支給する求人が多くあります。
例えば求人票には、
「赴任・帰任交通費 往復上限20,000円」
のように記載されています。
この場合、往復に実際2万円以内しかかからなければ、実費分が支給されます。
一方、往復で3万円かかった場合でも、上限が2万円なら残り1万円は自己負担です。
つまり、「往復支給」と「実際に使った交通費を全額支給」は同じとは限りません。
「全額支給」でも上限が設定されることがある
求人によっては「交通費全額支給」と表示されている場合があります。
しかし、その場合でも「上限10万円まで」のような条件が付くことがあります。
例えば、
往復交通費 80,000円
支給上限 100,000円
なら実費80,000円が支給されます。
一方、
往復交通費 120,000円
支給上限 100,000円
なら20,000円は自己負担です。
「全額支給」という言葉だけを見るのではなく、その横に上限額が書かれていないかまで確認しましょう。
上限2万〜4万円程度の求人も多い
交通費の上限は勤務先ごとに異なります。
現在の求人を見ると、
- 往復上限20,000円
- 往復上限25,000円
- 往復上限30,000円
- 上限50,000円
など、さまざまです。
リゾバ.comでは、交通費の支給上限について3〜4万円程度を一つの目安として案内しています。
ただし、北海道や沖縄など飛行機を使う勤務地では、5万円など比較的大きな上限が設定されている求人もあります。
逆に、自宅から近い勤務先でも、上限が高いからその金額を一律でもらえるわけではありません。
基本的には実際にかかった費用の範囲内で支給されます。
交通費は最初に自分で払うことが多い
リゾートバイトの交通費は、出発前にもらえるとは限りません。
主要なリゾートバイト会社では、自宅から勤務先へ向かう交通費をいったん自分で立て替え、契約期間を終えたあとに支給する方式が使われています。
例えば新幹線で片道1万5,000円かかるなら、出発時には自分で1万5,000円を用意する必要があります。
帰りの交通費も合わせると、一時的には往復分の金額が必要です。
交通費支給の求人でも、手元に現金がほとんどない状態で出発できるとは限りません。
応募時には支給額だけでなく、出発時に自分でいくら用意する必要があるかも確認しておきましょう。
契約期間を最後まで働くことが条件になりやすい
交通費でもっとも重要な条件の一つが「期間満了」です。
期間満了とは、最初に決めた契約期間を最後まで働くことです。
例えば、
6月1日〜8月31日
の3か月契約なら、原則として8月31日まで働いて契約を終えることが交通費支給の条件になります。
途中で自己都合退職すると、交通費が支給されない求人があります。
すでに使った行きの新幹線代や飛行機代も自己負担になる可能性があります。
「合わなければ途中で辞めればいい」と考えて遠方の求人へ行く場合は、交通費の負担も考えておく必要があります。
途中退職なら帰りだけでなく行きの交通費も出ないことがある
「帰りの交通費だけ出ない」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、期間満了を条件として往復交通費をまとめて支給する求人では、途中退職すると往復とも支給対象外になる場合があります。
例えば、
行き15,000円
帰り15,000円
なら、合計30,000円を自分で負担することになります。
遠方へ行くほど金額も大きくなります。
特に北海道、沖縄、離島などへ応募するときは、途中退職した場合の交通費がどうなるかを先に確認しておきましょう。
交通費は最終給与と一緒に支給されることが多い
期間満了したからといって、帰宅日に交通費が現金で渡されるとは限りません。
主要なリゾートバイト会社では、契約満了後の最終給与と一緒に支給する形が案内されています。
例えば8月31日に仕事を終えても、最終給与日が9月末なら、交通費もそのタイミングで振り込まれる場合があります。
そのため、帰りの新幹線や飛行機についても一度自分で支払う必要があります。
「交通費支給=交通費を用意しなくてよい」ではない点に注意しましょう。
領収書が必要な求人もある
新幹線や飛行機などを利用する場合、領収書の提出を交通費支給の条件としている求人があります。
実際の求人でも、
「公共交通機関利用の場合は領収書必須」
「飛行機代の領収書提出必須」
「領収書がない場合は支給対象外になる可能性あり」
といった条件があります。
ネットで航空券や新幹線を予約した場合も、領収書を発行できるようにしておきましょう。
紙の領収書を受け取った場合は、勤務終了までなくさないよう保管します。
求人が決まったら、切符を購入する前に担当者へ「領収書は必要ですか」と確認しておくと確実です。
自分で好きな交通手段を選べるとは限らない
交通費の上限以内なら、どんな移動方法でもよいとは限りません。
求人によっては、事前に申告したルートだけを支給対象としていることがあります。
例えば、電車やバスで行ける場所へタクシーを利用しても、タクシー代まで認められるとは限りません。
ダイブでも、電車やバスが利用できる場合はタクシーを使わないよう案内しています。
また、実求人では「就業前に報告したルートのみ支給対象」としているケースもあります。
飛行機や新幹線のチケットを自分の判断で先に購入するのではなく、仕事が決まったあとに担当者と移動方法を確認してから予約する方が安全です。
飛行機なら手荷物料金まで出るとは限らない
北海道・沖縄・離島などでは飛行機を使う場合があります。
このとき、航空券代が交通費の対象でも、すべての追加料金が支給されるとは限りません。
実際の求人では、飛行機代やバス代は対象でも、飛行機の手荷物料金は支給対象外としているケースがあります。
LCCなどを利用して、
- 預け荷物
- 座席指定
- 変更可能な運賃
- その他オプション
を付けた場合、その費用まで支給されるとは限りません。
飛行機を使う求人では、航空券を購入する前に「どの料金まで交通費として認められるか」を確認しましょう。
短期求人では往復支給にならない場合がある
交通費は勤務期間によって条件が変わる求人もあります。
実際に、
1か月以上勤務
→往復交通費を支給
15日以上1か月未満
→片道交通費のみ支給
15日未満
→交通費支給なし
という条件の求人もあります。
そのため、2週間など短期リゾートバイトの場合は特に注意が必要です。
求人に「交通費支給」と書かれていても、自分の勤務期間では支給対象外という可能性があります。
短期求人では、勤務期間と交通費支給条件をセットで確認しましょう。
車で行く場合も支給方法は求人によって違う
車を持ち込んでリゾートバイトへ行ける求人もあります。
この場合の交通費は、公共交通機関のように切符代を精算するのではなく、距離などをもとに計算する求人があります。
また、寮から勤務先まで車で通勤する求人では、
「ガソリン代×距離×往復分」
などの計算で通勤交通費を支給するケースもあります。
ただし、赴任・帰任交通費と、毎日の通勤交通費は別です。
車で行く場合は、
「自宅から勤務先までの交通費」
と、
「寮から職場まで毎日通うガソリン代」
の両方がどう扱われるか確認しましょう。
「赴任交通費」と「通勤交通費」は別
求人票には「赴任・帰任交通費」と「通勤交通費」が別々に書かれていることがあります。
意味は次のように違います。
| 種類 | 何の交通費か |
|---|---|
| 赴任交通費 | 自宅などから勤務地へ行く費用 |
| 帰任交通費 | 勤務終了後に戻る費用 |
| 通勤交通費 | 寮から職場へ毎日通う費用 |
寮が勤務先の敷地内なら通勤交通費は必要ありません。
一方、寮から車で30分など離れている場合は、ガソリン代や電車代がかかります。
「往復交通費支給」と書かれていても、毎日の通勤費まで含まれているとは限らないため、別々に確認する必要があります。
遠方だから交通費条件がよいとは限らない
「沖縄なら飛行機代を全部出してくれるだろう」と考えるのは危険です。
実際には、宮古島の求人で交通費上限5万円という例もあれば、地域にかかわらず上限2万円程度の求人もあります。
例えば自宅から勤務先まで往復6万円かかり、支給上限が5万円なら、1万円は自己負担です。
交通費だけで求人の良し悪しを決める必要はありませんが、短期勤務では自己負担額の影響が大きくなります。
3か月働く人の交通費自己負担1万円と、2週間働く人の1万円では、給与全体に占める割合が違います。
短期ほど交通費条件を重視した方がよいでしょう。
交通費の確認はチケット購入前にする
交通費で失敗しないためには、仕事が決まった時点で次の内容を確認します。
- 往復支給か
- 支給上限はいくらか
- 期間満了が条件か
- 途中退職した場合はどうなるか
- いつ支給されるか
- 領収書が必要か
- 指定ルートがあるか
- 飛行機や新幹線を使ってよいか
- 車の場合はどう計算するか
確認してからチケットを購入します。
特に飛行機は早めに買った方が安くなることがありますが、仕事が正式決定する前や交通費条件を確認する前に購入すると、その金額が支給対象にならない可能性があります。
求人比較では自己負担額まで計算する
交通費を比較するときは「支給あり・なし」だけを見るのではなく、実際に自分が払う金額まで計算します。
例えば、
A求人
往復交通費30,000円
支給上限20,000円
→自己負担10,000円
B求人
往復交通費18,000円
支給上限20,000円
→自己負担0円
となります。
時給が同じならB求人の方が最終的に手元へ残る金額は多くなります。
リゾートバイトで貯金を目的にするなら、時給・寮費・食費だけでなく交通費の自己負担も含めて求人を比較しましょう。
交通費は往復支給される求人が多いものの、「必ず全額出る」とは限りません。
求人が決まったら、移動手段を予約する前に担当者へ「このルートなら往復いくら支給され、自己負担はいくらになるか」を具体的に確認するのが確実です。
出典
株式会社ヒューマニック|リゾートバイトで交通費はもらえる!ただし「支給条件」に要注意
株式会社ヒューマニック|福利厚生
株式会社ダイブ|お仕事開始前のよくある質問
株式会社グッドマンサービス|よくある質問
