寮費・食費・光熱費無料のリゾートバイトは本当に生活費0円?

寮費・食費・光熱費がすべて無料のリゾートバイトなら、家賃や食事、水道・電気・ガスといった大きな生活費を0円にできる求人は実際にあります。

ただし、「生活費0円」と書かれていても、現地で一切お金を使わず生活できるという意味ではありません。

スマートフォン代、日用品、休日の外食、交通費、娯楽費などは基本的に自分で負担します。また「食費無料」でも勤務日の2食だけという求人と、休日を含め毎日3食無料の求人があります。

貯金目的なら、「生活費無料」という言葉だけではなく、何が・いつ・どこまで無料なのかを確認することが重要です。

「生活費0円」は主に3つの費用が無料という意味

リゾートバイト求人で「生活費0円」「生活費完全無料」と書かれている場合、主に次の費用を指しています。

費用無料求人なら
寮費0円
水道光熱費0円
食費0円または条件付き無料

実際に、寮費・水道光熱費・食費をすべて無料としている求人は現在もあります。

中には個室寮を無料で利用でき、勤務日だけでなく休日も毎日3食無料という求人もあります。

この条件なら、一般的な一人暮らしで大きな割合を占める家賃、電気・ガス・水道、食事代をかなり抑えられます。

一方で、この3項目が無料だからといって、生活に必要なすべての支出がなくなるわけではありません。

一番注意したいのは「食費無料」の範囲

「食費無料」は求人によって条件差が大きい部分です。

例えば、現在の求人にも次のような違いがあります。

  • 勤務日のみ2食無料
  • 勤務日・休日とも2食無料
  • 毎日3食無料
  • 食事手当を支給
  • 従業員食堂を有料で利用

つまり、求人一覧で「食費無料」と表示されていても、それだけでは1か月の食費が0円になるとは判断できません。

リゾートバイト求人のデータでは、まかないは「勤務日のみ」の求人が多くなっています。

例えば月22日勤務で1日2食無料でも、休日8日分の食事と毎日の残り1食を自分で用意するなら食費は発生します。

貯金を最優先するなら、「食費無料」ではなく次の3点を確認します。

「1日何食か」

「休日も出るか」

「完全無料か」

この3つがそろって初めて、食費をほぼ0円に近づけられる求人だと判断できます。

毎日3食無料なら食費0円にかなり近づける

実際に、勤務日・休日を問わず毎日3食無料という求人もあります。

この条件なら、自分から外食したり、お菓子や飲み物を買ったりしない限り、通常の食事にかかる費用をほぼなくすことができます。

ただし、毎日同じ勤務先の食事を食べることになります。

休日に観光へ出かければ外食することもありますし、飲み物、コーヒー、お菓子などを買えば当然支出は発生します。

そのため「食費0円」と「食べ物に1円も使わない」は別です。

光熱費無料でも使い放題とは限らない

水道光熱費無料の求人も多くあります。

ただし、光熱費については常識的な使用量を超えた場合に自己負担となるケースがあります。

求人によっては一定額まで無料、超過分のみ自己負担という条件になっていることもあります。

エアコンを24時間つけたままにするなど、通常の生活を大きく超える使い方まで無条件で無料とは考えない方がよいでしょう。

応募前には、

「水道光熱費は完全無料ですか」

「上限はありますか」

まで確認しておくと安心です。

寮費無料でも寮生活に必要な物は自分で買う

寮費無料なら部屋の家賃はかかりません。

しかし、寮に生活用品がすべて用意されているわけではありません。

寮によって設備は異なり、一般的には次のような物を自分で準備することがあります。

  • シャンプー
  • ボディソープ
  • 歯ブラシ
  • 洗濯洗剤
  • ティッシュ
  • タオル
  • ゴミ袋
  • 洗面用品
  • 掃除用品

実際のリゾートバイト経験例では、最初に生活用品をそろえるため6,000〜1万円ほどかかったケースもあります。

逆に、洗剤やトイレットペーパーなどを寮側が用意している勤務先もあります。

寮費が0円でも、「入寮した瞬間から何も買わなくてよい」とは限りません。

Wi-Fi無料かどうかも確認する

スマートフォンをよく使う人や、動画を見る人、オンライン面接・学習などをする人はインターネット環境も確認したいところです。

無料Wi-Fi付きの寮もありますが、Wi-Fiがない求人もあります。

Wi-Fiがなければ、スマートフォンの通信量を増やしたり、自分でモバイル回線を用意したりする可能性があります。

その場合、寮費・光熱費が0円でも通信費は増えます。

求人票では「Wi-Fiあり」まで確認しておくと、現地で追加費用が出にくくなります。

スマートフォン代や保険料は当然残る

リゾートバイト先が負担してくれるのは、基本的に現地での寮や食事などです。

もともと自分が支払っている、

  • スマートフォン代
  • 民間保険
  • ローン
  • サブスクリプション
  • クレジットカードの支払い

などがなくなるわけではありません。

特に一人暮らしの部屋を残したままリゾートバイトへ行く場合は、自宅の家賃も払い続けることになります。

現地の寮費が無料でも、自宅で毎月7万円の家賃を払っているなら、自分全体で見た住居費は0円ではありません。

「現地生活費」と「自分が毎月払っている固定費」は分けて計算する必要があります。

交通費は無料でも先にお金が必要な場合がある

リゾートバイトでは赴任・帰任交通費を支給する求人があります。

ただし、多くの場合は勤務先へ向かうときに自分で交通費を支払い、契約期間を満了したあとに給与と一緒に支給されます。

北海道や沖縄など遠方へ行く場合は、飛行機代や新幹線代を一時的に自分で立て替えることになります。

また、交通費には上限が設定されている場合があります。

例えば実際の往復交通費が4万円でも支給上限が3万円なら、差額1万円は自己負担です。

そのため、「交通費支給」と「最初から交通費0円」も同じではありません。

休日に何をするかで生活費は大きく変わる

寮費・食費・光熱費が無料でも、休日に観光すればお金はかかります。

例えば、

  • 外食
  • 飲み会
  • カフェ
  • 電車・バス
  • レンタカー
  • 観光施設
  • 買い物

などです。

リゾートバイト経験者の実例では、寮費無料・勤務日の食事付きという条件でも、生活雑費、休日の移動費、交際費、突発的な出費を合わせて月1万1,500〜3万5,000円程度かかった例があります。

つまり生活費を決めるのは、求人条件だけではありません。

温泉街や観光地など休日にお金を使いやすい場所なのか、山間部など周囲に店が少ない場所なのかでも変わります。

貯金優先なら、無料条件に加えて「休日にお金を使わず生活しやすい場所」も一つの判断材料になります。

仕事用の服や靴が必要になることもある

制服がすべて支給される勤務先もあれば、自分で用意する物がある勤務先もあります。

例えば白いシャツ、黒いパンツ、革靴などを指定される場合があります。

持っていなければ勤務開始前に購入費がかかります。

求人が決まったら、

「仕事で自分が用意する物は何か」

を確認してから出発しましょう。

自宅にある物を持参できれば追加費用を減らせます。

本当に現地生活費をほぼ0円にしたいなら条件はここまで見る

現地での生活費をできるだけ0円に近づけたいなら、求人票で次の状態になっているか確認します。

確認項目生活費を抑えやすい条件
寮費完全無料
水道光熱費完全無料・上限なし
食事毎日3食無料
休日の食事無料
Wi-Fi無料
通勤徒歩・無料送迎
駐車場車持込なら無料
洗濯機無料利用
交通費往復支給・上限内
仕事用品貸与が多い

全部そろった求人なら、現地で必要になるお金は日用品、通信費、娯楽費などにかなり限定できます。

反対に「寮費・食費無料」という表示だけで選ぶと、休日の食費や光熱費、交通費などが別途必要になる可能性があります。

「生活費0円求人」より毎月の自己負担額で比べる

貯金目的なら、「生活費0円」という言葉だけで求人を選ばない方が確実です。

求人を2〜3件見つけたら、それぞれについて、

寮費はいくらか
光熱費はいくらか
食事は月何食無料か
休日の食費はいくらかかりそうか
通信費はいくらかかるか
通勤費は必要か

を確認します。

例えば、

A求人
時給1,500円・食事は勤務日のみ

B求人
時給1,400円・毎日3食無料

なら、時給はA求人の方が高くても、最終的にB求人の方がお金が残る場合があります。

リゾートバイト会社へ相談するときも、「生活費無料の求人を探しています」だけではなく、「寮費・光熱費が完全無料で、休日を含め食事が毎日無料の求人を探しています」と伝える方が条件を絞りやすくなります。

寮費・食費・光熱費が無料なら生活費をかなり抑えることはできます。

ただし、本当の意味で生活費が完全に0円になるわけではありません。

貯金目的なら「無料」という表示を見るのではなく、自分が毎月いくら払うことになるのかを確認して求人を選びましょう。

出典

株式会社ヒューマニック|【実録】リゾートバイトの生活費はいくら?準備資金から1ヶ月の実費を公開

株式会社ヒューマニック|リゾートバイトのまかない事情|料金・回数・食事内容のリアル

株式会社グッドマンサービス|住み込みで働く、リゾートバイトの寮について

株式会社グッドマンサービス|生活費完全無料・食事3食支給のリゾートバイト求人

株式会社ダイブ|リゾートバイトとは?住み込み生活の仕組み・メリット・注意点と始め方までの完全ガイド