リゾートバイトはいくら稼げる?1か月の給料と手取りを確認

リゾートバイトの1か月の給料は、20万~25万円前後が一つの目安です。

2026年10月時点で、リゾートバイト求人を扱うダイブでは全国の平均予想月収を約21.5万円としています。高時給で勤務時間が多い求人なら25万円以上、残業などが多ければ30万円近くになる場合もあります。

ただし、「月収25万円=25万円をそのまま受け取れる」という意味ではありません。

実際に振り込まれる手取りは、所得税や雇用保険、健康保険・厚生年金への加入状況などで変わります。

特に1か月だけ働く場合と、2~3か月以上働く場合では社会保険の扱いが変わることがあるため、分けて考える必要があります。

リゾートバイトの月収は20万~25万円前後が目安

リゾートバイトの時給は、勤務地や職種によって幅があります。

現在の求人では1,200~1,500円程度の募集が多く、高時給求人では1,500円を超えるものもあります。

仮に1日8時間、月22日働いた場合は次のようになります。

時給1日8時間・22日勤務の月収
1,200円211,200円
1,300円228,800円
1,400円246,400円
1,500円264,000円

時給1,400円前後なら、単純計算では月24万円台になります。

そのため「リゾートバイトなら月20万円前後は現実的で、高時給・多シフトなら25万円以上も狙える」と考えるとイメージしやすいでしょう。

時給だけで月収を判断しない

注意したいのは、求人の時給を8時間×22日で掛ければ必ずその金額になるわけではないことです。

月収は、

時給
×
実際に働いた時間

で決まります。

たとえば時給1,500円でも、閑散期で1日6時間程度しか勤務できなければ月収は伸びません。

反対に時給1,300円でも、繁忙期で安定してシフトに入り、残業や深夜勤務があれば月収が高くなることがあります。

リゾートバイト会社の求人票には「予想月収」が表示されているものがあります。

稼ぐことを優先するなら、時給よりも、

・予想月収
・月の勤務時間
・休日数
・残業の見込み

を確認したほうが実際の収入をイメージしやすくなります。

月収と手取りは違う

求人に表示されている月収は、通常は税金や保険料を引く前の「総支給額」です。

たとえば総支給25万円でも、25万円すべてが銀行口座へ振り込まれるとは限りません。

給料から差し引かれる可能性があるものには、

・所得税
・雇用保険料
・健康保険料
・厚生年金保険料
・40歳以上の場合は介護保険料

などがあります。

ただし、すべての人から同じ金額が引かれるわけではありません。

特にリゾートバイトでは契約期間によって社会保険への加入状況が変わるため、「手取りは月収の○%」と一律に決めないほうがよいでしょう。

1か月だけなら健康保険・厚生年金に入らない場合がある

1か月のリゾートバイトで重要なのが社会保険です。

雇用期間が2か月以内と定められ、その契約を超えて雇用される見込みがない場合、健康保険・厚生年金の対象外となることがあります。

そのため、

「1か月限定で契約し、延長や更新の予定もない」

という働き方なら、健康保険料と厚生年金保険料が給与から引かれないケースがあります。

この場合は、社会保険へ加入する長期勤務より手取りが額面に近くなります。

ただし、1か月契約でも、

・契約更新が予定されている
・契約書に更新の可能性がある
・実態として2か月を超えて働く見込みがある

といった場合は、最初から社会保険の対象になることがあります。

「1か月だから絶対に社会保険には入らない」とは限りません。

2026年10月から社会保険の条件が一部変わった

2026年10月1日から、短時間労働者の健康保険・厚生年金について、これまであった「月額8.8万円以上」という賃金要件が撤廃されました。

短時間労働者の場合は、一定規模以上の企業などで、

・週20時間以上働く
・学生ではない
・2か月を超えて雇用される見込みがある

などの条件を満たすと加入対象になります。

また、勤務時間と勤務日数が通常の従業員の4分の3以上なら、別の加入基準があります。

リゾートバイトは1日8時間前後働く求人も多いため、2~3か月以上働く場合は「自分は社会保険へ加入する契約か」を応募時に確認しておきましょう。

雇用保険も1か月なら契約日数を確認する

健康保険・厚生年金とは別に、雇用保険があります。

原則として、

・週20時間以上
・31日以上の雇用見込み

がある場合は雇用保険の対象になります。

2026年度の一般の事業では、労働者が負担する雇用保険料率は賃金の5/1,000です。

たとえば給与が22万円なら、単純計算で労働者負担は約1,100円です。

「1か月求人」でも、30日契約なのか31日以上なのかで扱いが変わる可能性があります。

求人票の「1か月」という言葉だけではなく、実際の雇用開始日と終了日を確認しておくとよいでしょう。

所得税はいったん給与から引かれることがある

リゾートバイトの給与も通常の給与所得なので、所得税が源泉徴収される場合があります。

実際にいくら引かれるかは、

・給与額
・給与の支払方法
・扶養控除等申告書を提出しているか
・その年のほかの収入

などによって変わります。

そのため「月収22万円なら所得税は必ず○円」と一律には計算できません。

また、毎月引かれた所得税は最終的な税額そのものとは限りません。

年末調整や確定申告によって精算され、払いすぎていれば戻る場合があります。

1か月だけリゾートバイトをして年の途中で辞める人は、源泉徴収票を保管しておきましょう。

社会保険へ入ると手取りはいくらになる?

社会保険へ加入する場合は、健康保険料や厚生年金保険料が給与から引かれるため、手取りは下がります。

リゾートバイト会社が公開している試算では、25歳・単身者で総支給20万円の場合、健康保険・厚生年金・雇用保険などを差し引いた手取りを約17万円とする例があります。

また、総支給25万円なら手取り約21万円を一つの目安としているリゾートバイト会社もあります。

ただし、これはあくまで参考例です。

年齢、加入する健康保険、勤務期間、税金などによって実際の手取りは変わります。

大まかには、

総支給社会保険加入時の手取りイメージ
20万円17万円前後
25万円21万円前後

程度をイメージし、最終的には派遣会社へ確認するのが確実です。

1か月限定なら手取りはもっと額面に近いこともある

一方、1か月限定で更新予定がなく、健康保険・厚生年金へ加入しない契約なら、社会保険加入者ほど大きな控除はありません。

たとえば総支給22万円なら、そこから所得税や、加入条件を満たす場合の雇用保険料などが引かれます。

そのため、健康保険・厚生年金へ加入するケースより手取りは額面に近くなります。

ただし、

「総支給22万円だから手取り21万○円」

と求人を見る段階で決めることはできません。

派遣会社へ、

「この契約期間では社会保険に加入しますか」
「給与から何が控除されますか」

と確認するのが最も分かりやすい方法です。

手取りと「実際に残るお金」はさらに違う

リゾートバイトで重要なのは、手取りだけではありません。

手取りとは、給与から税金や社会保険料などを差し引いた後に受け取る金額です。

その手取りからさらに、

・食費
・寮費
・水道光熱費
・日用品
・休日の外食
・観光や遊び
・交通費の自己負担

などを支払います。

つまり、

総支給額
↓
税金・保険料を引く
↓
手取り
↓
生活費を使う
↓
実際に残るお金

という順番です。

「手取り20万円」と「20万円貯金できる」は同じではありません。

リゾートバイトが貯金しやすい理由は生活費にある

リゾートバイトが「稼げる」といわれる理由は、時給だけではありません。

寮費、水道光熱費、食費などが無料になる求人があるためです。

普通に一人暮らしをして働く場合は、給料から毎月家賃や光熱費を支払います。

一方、

寮費無料
+
光熱費無料
+
休日を含め食事付き

のリゾートバイトなら、手取りの多くを残せる可能性があります。

たとえば手取りが20万円でも、毎月10万円生活費がかかる仕事と、生活費が2~3万円程度で済むリゾートバイトでは、貯金できる金額が大きく変わります。

そのため、貯金目的なら「月収が一番高い求人」を探すだけでは不十分です。

時給1,500円より時給1,300円のほうが残る場合もある

たとえば次の2つの求人があるとします。

A求人
時給1,500円
寮費2万円
食事自己負担

B求人
時給1,300円
寮費無料
光熱費無料
休日も食事付き

時給だけならA求人のほうが魅力的です。

しかし1か月生活したあとに残る金額では、B求人のほうが多くなる可能性があります。

貯金目的なら、

「いくら稼げるか」

だけではなく、

「働き終わったときにいくら残るか」

を見る必要があります。

1か月で稼ぎたいなら「予想月収」を最初に見る

求人を比較するときは、次の順番で確認すると収入を判断しやすくなります。

確認するもの見るポイント
予想月収実際のシフトを踏まえた目安か
時給基本となる時給はいくらか
勤務時間月に何時間程度働けるか
社会保険今回の契約で加入するか
寮費完全無料か
光熱費無料か上限があるか
食費勤務日だけか休日も無料か
交通費上限と支給条件
その他費用寮の清掃費などがないか

特に「予想月収25万円」と書かれていても、残業を多く含んだ金額なのかは確認しておきたいところです。

月25万円以上を狙うなら時給とシフトの両方を見る

1か月で25万円以上稼ぐには、高時給だけでなく一定の勤務時間も必要です。

たとえば時給1,400円で1日8時間、22日働けば総支給は約24万6,000円です。

時給1,500円なら同じ条件で約26万4,000円になります。

そのため25万円前後を狙うなら、

・時給1,400~1,500円前後
・1日8時間程度
・月20~22日程度勤務
・安定してシフトに入れる

といった求人が候補になります。

ただし、求人票に書かれていない残業を前提に収入を計算するのは避けたほうがよいでしょう。

「月30万円以上」は可能だが求人条件を確認する

リゾートバイトでも月30万円以上になる求人はあります。

高時給の接客職、調理経験者向け求人、ナイトフロントなどに加え、繁忙期で残業が発生する勤務先では月収が上がることがあります。

ただし、

「月30万円可能」

と、

「毎月30万円稼げる」

は違います。

繁忙期だけ勤務時間が増えている場合や、残業を含めて30万円になっている場合があります。

高収入目的なら、「最高月収」ではなく通常月の予想月収を確認します。

1か月でいくら残したいかから逆算する

リゾートバイトへ行く目的が貯金なら、時給を決める前に目標額を決める方法があります。

たとえば、

「1か月で15万円残したい」

なら、

予想月収
↓
給与から引かれる税金・保険料
↓
寮費・光熱費・食費
↓
自分で使うお金

を順番に引いて15万円以上残る求人か確認します。

逆に「一度リゾートバイトを経験したい」という目的なら、数万円の収入差より寮や仕事内容を優先してもよいでしょう。

最初に派遣会社へ聞くのは月収と控除額

1か月でどれくらい稼げるか知りたいなら、求人票の時給だけで判断しないことが大切です。

候補の求人が見つかったら、

「この勤務先の1か月の予想月収はいくらですか」
「今回の契約では社会保険に入りますか」
「給料から何が引かれますか」
「寮費・食費・光熱費で自己負担はいくらですか」

の4つを確認します。

リゾートバイトの月収は20万~25万円前後が一つの目安ですが、実際に手元へ残る金額は求人ごとに違います。

1か月で稼ぎたいなら、高い時給を探すことより、「予想月収-控除-生活費」で比較するのが最も現実的です。

出典

ダイブ|リゾートバイトは本当に稼げる?貯まる人と貯まらない人の違い
ダイブ|リゾートバイトとは?住み込み生活の仕組み・メリット・注意点と始め方までの完全ガイド
ダイブ|リゾートバイトの基本のよくある質問
グッドマンサービス|リゾートバイトの給料はいくら?稼げる職種や体験談を元にした実際の月収例も公開!
グッドマンサービス|2026年最新 リゾートバイトは社会保険に入れる?手取り・年収の壁を完全解説
厚生労働省|社会保険加入の要件
日本年金機構|2026(令和8)年10月に社会保険の短時間労働者に係る賃金要件が撤廃されました
厚生労働省|令和8年度の雇用保険料率について
国税庁|給与所得者と税