大学生の夏休みや春休みに、1か月前後まとまって働けるなら、リゾートバイトは相性のよい働き方です。
普段は授業があって長時間働けない大学生でも、長期休みなら住み込みで集中して働けます。寮費・食費・水道光熱費を抑えられる求人もあり、旅行とは違う土地で生活しながらお金を稼げるのも特徴です。
一方、リゾートバイトは旅行ではありません。
観光地が忙しくなる時期に働くため、仕事が想像以上に忙しいことがあります。契約期間も決まっているため、大学の予定が入ったからと簡単に早く帰れるとは考えない方がよいでしょう。
大学生だから向いているのではなく、「長期休みのうち1か月前後を仕事に使えるか」で向き不向きが大きく変わります。
大学生の長期休みとリゾートバイトは相性がいい
リゾートバイトでは、ホテル、旅館、スキー場、レジャー施設など観光地で働きます。
観光客が増える夏休み、春休み、年末年始などは、勤務先側も短期間のスタッフを必要とします。
大学生側も授業がないため、普段より長い期間働けます。
特に夏休みには1〜2か月程度の求人があり、大学生向け求人でも1〜2か月程度の勤務が多く案内されています。
1〜2週間だけの求人もありますが、1か月以上働ける方が勤務地・職種・寮などの選択肢は広がりやすくなります。
メリットは短期間にまとまって働けること
大学生にとって大きなメリットは、授業期間中とは違い、長期休みに集中して働けることです。
例えば普段は週2〜3日しかアルバイトできない人でも、夏休みなら週5日前後のシフトで数週間から1か月以上働けます。
リゾート地の繁忙期と大学の長期休みが重なるため、人手を必要としている求人も増えます。
「普段のアルバイトを週1日増やして少しずつ稼ぐ」のではなく、「夏休みの1か月を使ってまとめて働く」という選択ができます。
学期中は勉強やサークルを優先し、休み中だけ収入を増やしたい人とは相性があります。
寮費などを抑えられるので貯金しやすい
リゾートバイトには寮費無料の求人があります。
さらに、水道光熱費や食費まで無料になる求人もあります。
一般的なアルバイトなら、働いて得た給料から普段の生活費を支払います。
一方、リゾートバイト中に、
寮費無料
水道光熱費無料
勤務日の食事無料
という条件なら、現地で使うお金を減らせます。
そのため、免許取得、旅行、留学、就職後の引っ越しなど、大学生のうちに必要なお金をまとめて貯めたい場合にも使えます。
ただし、「生活費無料」と書かれていても、日用品、休日の食事、スマートフォン代、遊び代などは自己負担になることがあります。
旅行ではできない「その土地で暮らす」経験ができる
リゾートバイトでは、数日観光して帰るのではなく、その地域で生活します。
北海道で夏を過ごしたり、沖縄や離島で暮らしたり、冬にスキー場で生活したりできます。
スーパーへ買い物に行き、寮で洗濯をして、休日には近くを出歩く。
旅行では見えにくい、その地域の日常まで経験できます。
「一度地元を離れて生活してみたい」「一人暮らしをする前に試してみたい」という大学生にも向いています。
実家暮らしなら、家賃の高い部屋を新しく借りなくても、寮で一定期間生活できます。
全国から来た同年代と知り合える
大学では、同じ地域や同じ学部の人と接する機会が多くなりがちです。
リゾートバイトには全国からスタッフが集まります。
夏休みなど学生が多い時期には、同年代と一緒に働く機会もあります。
友達と一緒に応募できる求人もあるため、最初から一人で知らない土地へ行くのが不安なら、友達と参加する方法もあります。
一方、新しい人と知り合いたいなら、大型ホテルやスキー場など募集人数の多い勤務先を選ぶ方法があります。
ただし、友達と応募してもシフトや休日まで同じになるとは限りません。
接客や仕事の経験を増やせる
ホテルや旅館では、レストラン、フロント、売店、清掃、調理補助などさまざまな仕事があります。
未経験から応募できる求人もあります。
接客職なら、知らない人への対応、言葉遣い、周囲を見ながら動く経験ができます。
大学生活で同じアルバイトを続けている人なら、長期休みだけ別の環境で働くことで経験の幅を広げられます。
ただし、「リゾートバイトをしただけで就職活動に有利になる」と考える必要はありません。
就職活動で話すのであれば、どこで働いたかより、「慣れない環境で何を経験して、どう行動したか」を説明できる方が使いやすいでしょう。
友達と一緒に思い出を作れる
友人同士で応募可能なリゾートバイトがあります。
大学の友達と、
昼間は働く
休日は観光する
仕事後は一緒に過ごす
という生活もできます。
普通の旅行なら宿泊費を払いますが、リゾートバイトなら働きながら同じ地域で数週間生活できます。
ただし、同じ勤務先へ採用されても、職種・シフト・休日・寮の部屋まで全部同じになるとは限りません。
一緒に行くことが目的なら、「同じ勤務地が必須」「同室が必須」など、どこまで一緒にしたいかを応募前に決めておきます。
デメリットは長期休みの自由が減ること
1か月リゾートバイトをすれば、その1か月は基本的に勤務先で過ごします。
突然友達から旅行に誘われても、簡単には帰れません。
サークルの合宿、帰省、就職活動、ゼミなどの予定が入れば、リゾートバイトと重なることがあります。
そのため、長期休みの予定をまだ決めたくない人には向かない場合があります。
「夏休みが2か月あるから2か月働ける」と考えるのではなく、先に大学やプライベートの予定を確認して、確実に空いている期間だけで応募します。
授業開始ぎりぎりまで働かない方がいい
大学生の場合、勤務終了日は特に重要です。
例えば大学の授業が4月8日から始まるのに、北海道や沖縄で4月7日まで働く契約にすると、移動に余裕がありません。
飛行機の欠航や交通機関の乱れがあれば、大学へ戻れない可能性もあります。
さらに大学によっては、授業開始前にガイダンス、履修登録、ゼミ、健康診断などが行われます。
年間予定を確認して、
「絶対に大学へ戻っていたい日」
から数日前を勤務終了日にすると動きやすくなります。
観光地の繁忙期なので仕事は楽とは限らない
夏休み・春休み・年末年始に求人が増える理由の一つは、勤務先が忙しくなるからです。
ホテルのレストランなら、一度に多くのお客さんが来ます。
清掃なら、チェックアウトから次のチェックインまでに客室を整える必要があります。
繁忙期には丁寧な研修を長期間受けるというより、実際に動きながら仕事を覚える職場もあります。
「沖縄でのんびり働きたい」「スキーをしながら少しだけ働きたい」と旅行中心で考えていると、想像との違いが出やすくなります。
リゾート地へ行くのは楽しみでも、勤務日は普通に仕事をする前提で選びましょう。
短期すぎると観光する時間が少ないこともある
1〜2週間だけ働ける求人もあります。
しかし、短期間ほど休日も少なくなります。
現地へ着いて仕事を覚え、数日働き、1〜2日の休日を過ごしたら勤務終了ということもあります。
せっかく北海道や沖縄へ行っても、思ったほど観光できない可能性があります。
「短期間で稼ぐ」ことが目的なら1〜2週間でもよいでしょう。
一方、「働きながらその地域も楽しみたい」なら、1か月程度働き、休日を何度か経験できる求人の方が向いています。
寮生活が合わない可能性がある
リゾートバイトでは、仕事だけでなく生活環境も変わります。
寮には、
完全個室
寝室のみ個室
相部屋
などがあります。
相部屋なら他のスタッフと同じ部屋で寝ることもあります。
個室でも風呂・トイレ・洗濯機などが共用の場合があります。
実家で自分の部屋がある生活に慣れている人にとっては、共同生活がストレスになることもあります。
一人で休める場所が必要なら、求人を探す段階で個室寮を条件にします。
途中で帰る前提では申し込まない
リゾートバイトは、「8月1日から8月31日」のように期間を決めて契約する仕事が中心です。
そのため、
「嫌になったら途中で帰ればいい」
という前提では選ばない方がよいでしょう。
途中退職すると、求人によっては赴任・帰任交通費の支給条件を満たせなくなります。
大学の予定が入りそうなら、最初から短い契約を選ぶ方が安全です。
長く働ける方が求人は増えやすいものの、無理に長い期間で応募する必要はありません。
長期休みに稼ぎすぎるなら扶養も確認する
大学生が夏休みや春休みに集中して働く場合は、年間のアルバイト収入も確認しておきたいところです。
以前は「103万円」という金額だけで扶養を考える説明が多くありましたが、税制は2025年に改正されています。
所得税では、19歳以上23歳未満の親族について特定親族特別控除が創設されました。
健康保険についても、親などの被扶養者になっている19歳以上23歳未満の人(配偶者を除く)は、2025年10月から年間収入要件が原則150万円未満へ引き上げられています。
ただし、税金と健康保険では判定方法が同じではなく、年齢や家庭の状況によっても変わります。
普段のアルバイトとリゾートバイトを合わせて年間収入が大きくなる人は、「昔聞いた年収の壁」だけで判断せず、親の勤務先や加入している健康保険、国税庁の現在の制度を確認してから勤務期間を決めましょう。
夏休みと春休みは特に使いやすい
大学生の長期休みでも、使いやすさには違いがあります。
| 時期 | リゾートバイトとの相性 |
|---|---|
| 夏休み | 1か月以上確保しやすく、求人も増えやすい |
| 春休み | まとまった期間を確保しやすい |
| 冬休み | 年末年始・スキー場の短期求人が候補 |
| 大型連休 | 短期求人はあるが選択肢は限定されやすい |
特に夏休みは観光地の繁忙期と重なるため、全国で求人が増えます。
春休みも2〜3月にまとまった期間を取りやすいため、大学の試験終了後から新学期まで働く方法があります。
長期休みに向いているといっても、「休みが長いほど全部リゾートバイトへ使うべき」という意味ではありません。
自分が確実に空けられる期間に合わせて選ぶことが重要です。
初めてなら1か月前後が選びやすい
初めての大学生なら、1か月前後を一つの基準にすると求人を探しやすくなります。
1〜2週間より求人の選択肢が増えやすく、その土地で休日を過ごす時間も作れます。
一方、2〜3か月よりは大学の予定を調整しやすくなります。
例えば夏休みが8月上旬から9月下旬までなら、すべてを勤務期間にするのではなく、
8月5日から9月5日まで勤務
↓
帰宅後は大学やプライベートの予定
という組み方もできます。
リゾートバイトだけで長期休みを埋めないことも、大学生には重要です。
大学生に向いているかは「1か月使えるか」で考える
大学生の長期休みは、リゾートバイトを始めやすい時期です。
特に、
まとまったお金を稼ぎたい
知らない土地で生活してみたい
一人暮らしを体験したい
友達と住み込みで働いてみたい
普段とは違う仕事を経験したい
という人には向いています。
反対に、
長期休みの予定を自由に変えたい
旅行を中心に楽しみたい
共同生活が苦手
1週間程度しか空いていない
という人は、地元の短期アルバイトの方が使いやすい場合があります。
まず大学の年間予定を開き、「確実に何月何日から何月何日まで空いているか」を確認してください。
1か月前後確保できるなら、その期間で大学生歓迎・未経験可の求人を探し、寮、食事、交通費、周辺環境を比較すると、自分にリゾートバイトが合うか判断しやすくなります。
出典
株式会社ダイブ|大学生向けのリゾートバイト特集
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株式会社ヒューマニック|はじめてのリゾートバイト|大学生向け入門ガイド&体験談つき
株式会社ヒューマニック|夏休み、ちょっと冒険しない?リゾートバイトを楽しむコツ全部教えます
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