リゾートバイトはやめとけ?後悔しやすい求人条件を確認

「リゾートバイトはやめとけ」と言われることがありますが、リゾートバイトそのものを避ける必要はありません。

後悔しやすいのは、仕事内容・勤務時間・寮・食事・交通費などが自分の想定と違う求人を、条件を十分確認せずに選んだ場合です。

特に注意したいのは、

・実際に何時間働けるか分からない
・仕事内容の範囲が広い
・希望する寮を確約できない
・食事無料の条件が限定されている
・車がないと生活しにくい
・途中で辞めると交通費を自己負担する可能性がある

といった求人です。

リゾートバイトは「仕事」と「住む場所」を同時に決める働き方です。

時給や勤務地だけではなく、「その条件で1~3か月生活を続けられるか」まで確認してから応募しましょう。

「やめとけ」と言われるのは仕事と生活を同時に外すことがあるから

普通のアルバイトなら、仕事が合わなくても自宅へ帰れば生活環境を切り離せます。

リゾートバイトでは、勤務先の近くにある寮で生活することが中心です。

そのため、

仕事が合わない
+
寮も合わない
+
周囲に店がない

という状態になると、仕事が終わっても気分を切り替えにくくなります。

反対に、

仕事内容が合う
寮でゆっくり休める
生活に困らない

という求人なら、同じリゾートバイトでも印象は大きく変わります。

「リゾートバイトはきついか」ではなく、「自分に合わない条件が重なっていないか」を見ることが重要です。

後悔しやすい条件1|実働時間の幅が大きく月収を読めない

貯金目的なら、最初に確認したいのが実際の勤務時間です。

現在の求人にも、

「実働4~10時間程度」

のように、日によって勤務時間が大きく変わる募集があります。

時給1,500円でも、毎日8時間働けるとは限りません。

宿泊客が少ない時期にシフトが減れば、予想していた月収へ届かないことがあります。

反対に繁忙期は残業が増え、想像以上に忙しくなる可能性もあります。

「高時給」という表示だけでは、稼げる求人かどうかは判断できません。

応募前に、

「通常月は何時間くらい働きますか」
「過去のスタッフの月収はどのくらいですか」
「閑散期にシフトが減りますか」

まで確認してください。

月収を優先するなら、時給より勤務時間の安定性を見る必要があります。

後悔しやすい条件2|中抜け勤務を知らずに応募する

ホテルや旅館では「中抜け勤務」があります。

たとえば、

7時~11時勤務
↓
昼間に休憩
↓
16時~20時勤務

という働き方です。

実働は8時間でも、生活は朝から夜まで勤務先の時間に合わせることになります。

昼間に寮へ戻れるので合う人もいますが、

「8時間働いたら残りは完全に自由にしたい」

という人には負担になる場合があります。

現在の求人でも、7時から22時の間で中抜け勤務となる募集があります。

求人票では、

・通し勤務
・中抜け勤務
・早番、遅番
・夜勤

のどれになるか確認してください。

さらに「基本通し勤務」と書かれている場合でも、中抜けが一切ないとは限りません。

生活リズムを重視するなら、「実際には月何回くらい中抜けになりますか」まで担当者へ聞くと判断しやすくなります。

後悔しやすい条件3|「全般業務」「ヘルプあり」の範囲が分からない

仕事内容にも注意が必要です。

求人には、

・館内全般業務
・ホテル業務全般
・マルチタスク
・状況により他部署へヘルプ

といった募集があります。

一つの仕事だけではなく、

レストラン
清掃
洗い場
フロント補助

など複数業務を担当する可能性があります。

現在の求人にも、採用された職種にかかわらずレストラン、洗い場、フロントロビー、客室清掃などへヘルプに入る場合があると明記された募集があります。

これは必ずしも悪い条件ではありません。

いろいろな仕事をしたい人には向いています。

しかし、

「接客が苦手なので清掃を選んだ」
「洗い場だけならできると思った」

という人には大きな違いです。

仕事内容を限定したいなら、「他部署へのヘルプはありますか」「接客業務へ入る可能性はありますか」を確認してください。

希望職種が変更される可能性も確認する

応募した職種と、実際に採用される職種が必ず同じとは限らない求人もあります。

現在の募集にも、職種の希望は受けるものの、採用時の状況によって別職種への変更を依頼する可能性があると明記された例があります。

「同じ施設なら仕事は何でもいい」という人なら問題ありません。

しかし、

「接客だけは避けたい」
「調理経験を使いたい」

という人なら重要です。

求人を見るときは職種名だけではなく、仕事内容欄と注意事項まで確認してください。

後悔しやすい条件4|「個室寮」だけ見て決める

寮の失敗も、「やめとけ」と言われる大きな原因です。

注意したいのは、

「個室寮=普通のワンルーム」

ではないことです。

寝室だけ個室で、

・風呂
・トイレ
・キッチン
・洗濯機

は共用という寮があります。

完全に一人で生活したい人なら、

「1R個室」
「部屋内に風呂・トイレ」

まで確認する必要があります。

寮が複数ある求人は「どこに入るか」が重要

さらに注意したいのが、一つの求人で複数の寮を利用しているケースです。

現在の求人にも、

寮A:部屋に風呂・トイレあり
寮B:風呂は共用

というように条件が異なる例があります。

中には、

「寮は選べません」
「部屋によって設備が違います」

と明記された求人もあります。

求人ページにきれいな部屋の写真があっても、自分がそこへ入れるとは限りません。

個室や水回りが絶対条件なら、

「実際に入る寮はどのタイプですか」

ではなく、

「風呂・トイレ付き個室を確約できますか」

まで確認してください。

確約できない場合は、その条件でも働けるかを考えます。

Wi-Fiも寮ごとに違うことがある

寮条件ではWi-Fiも同じです。

同じ勤務先でも、

寮A:部屋内Wi-Fiあり
寮B:Wi-Fiなし

という求人があります。

パソコンを使う人や、毎日動画を見る人には生活への影響が大きくなります。

「求人にWi-Fiありと書いてある」だけではなく、「自分が入る寮の部屋で使えるか」を確認してください。

後悔しやすい条件5|「食費無料」の中身を確認していない

食費無料も、求人によって内容が違います。

たとえば、

A求人
出勤日に2食無料

B求人
休日も含め毎日2食無料

なら、同じ「食費無料」でも生活費は変わります。

現在の求人にも、出勤日のみ2食無料というものと、出勤日・休日を問わず毎日2食無料というものがあります。

数か月働けば、この差は大きくなります。

特に周囲に店が少ない勤務地では重要です。

確認したいのは、

・1日何食か
・勤務日だけか
・休日も利用できるか
・食事がない日は自炊できるか

です。

「食費無料」というアイコンだけで判断しないようにしましょう。

食事なし+買い物に車が必要なら生活しにくい

食事条件は、周辺環境とセットで考えます。

たとえば、

食事提供なし
+
コンビニまで車5分
+
車を持っていない

という求人なら、毎日の食事をどうするか考える必要があります。

「車で10分」は、車を持っている人には便利でも、徒歩しか使えない人には不便です。

反対に、休日も食事が提供されるなら、山間部でも生活しやすい場合があります。

求人を見るときは、

寮
↓
食事
↓
スーパー・コンビニ
↓
移動手段

を一つの生活条件として確認してください。

後悔しやすい条件6|交通費支給を「全額すぐ戻る」と考える

「交通費支給」と書かれていても、条件があります。

リゾートバイトでは、

・支給上限あり
・契約満了が条件
・最後の給与と一緒に支給
・最初は自分で立て替える

という求人があります。

現在の募集にも、勤務期間によって支給額が変わり、契約満了を支給条件とするものがあります。

そのため、

「往復4万円かかるけれど交通費支給だから大丈夫」

と考える前に、支給上限を確認します。

途中で辞めると交通費が出ない場合がある

主要なリゾートバイト会社でも、契約途中で退職した場合には交通費が支給されないことがあると案内しています。

これは、求人選びで見落としたくない条件です。

仕事や寮が合わず、

「もう帰りたい」

となったときに、自宅までの交通費を自分で用意しなければならない可能性があります。

遠方ほど金額は大きくなります。

特に北海道や沖縄、離島などへ行くなら、

「途中で帰ることになった場合、自分はいくら払うことになるか」

も考えておくとよいでしょう。

手持ちのお金を全部使って赴任しない

交通費が後払いなら、出発時には自分で払います。

さらに最初の給料日までは、

・日用品
・休日の食費
・スマートフォン料金
・薬
・買い物

などに使うお金が必要です。

前払い制度のある派遣会社もありますが、働いた実績ができてから利用する仕組みです。

交通費を払ったら所持金がほぼ0円になるような求人は、万一合わなかったときの選択肢が少なくなります。

少なくとも帰宅できる程度の資金は残しておいたほうが安心です。

後悔しやすい条件7|初回から長すぎる契約をする

初めてのリゾートバイトで、いきなり半年など長期間を契約すると、職場や寮が合わなかった場合の負担が大きくなります。

一方、短すぎると求人の選択肢が少なくなることがあります。

初めてなら、1~3か月程度から探し、延長可能な求人を選ぶ方法があります。

実際に働いて、

「この職場ならまだ続けたい」

と思えば延長を相談できます。

最初から長期間を確定するより、合うことを確認してから延ばすほうが選びやすいでしょう。

「採用後は期間変更不可」の求人もある

勤務期間についても、求人によって扱いが違います。

現在の求人には、

「採用後の期間変更は不可」
「期間変更を希望する場合は再選考」

と明記した募集があります。

そのため、

「とりあえず3か月で申し込んで、嫌なら1か月で帰ればいい」

という考え方は避けたほうがよいでしょう。

応募前に、自分が確実に働ける期間で契約します。

後悔しやすい条件8|高時給だけで決める

高時給は魅力ですが、求人全体を見ないと逆に後悔することがあります。

たとえば、

時給1,500円
+
実働時間が不安定
+
食費自己負担

という求人と、

時給1,350円
+
毎月安定して8時間勤務
+
寮費・食費・光熱費無料

なら、後者のほうが月収や貯金額で有利になる可能性があります。

見る順番は、

時給
だけではなく、

予想月収
↓
実働時間
↓
生活費
↓
仕事内容
↓
寮

まで広げます。

「高時給だから多少の条件は我慢する」という選び方は、数日ではなく数か月生活するリゾートバイトでは負担になりやすくなります。

求人情報が細かいこと自体が判断材料になる

現在のリゾートバイト求人を見ると、詳しい募集では、

・勤務時間
・休日
・残業
・仕事内容
・寮設備
・通勤時間
・食事条件
・周辺施設
・交通費の支給条件

まで確認できます。

反対に、自分が重要視している条件が求人ページで分からない場合は、担当者へ聞けばよいでしょう。

問題なのは、「分からないけれど多分大丈夫だろう」と決めてしまうことです。

質問しても具体的な回答が得られない条件については、自分が最悪の条件でも受け入れられるかを考えます。

人間関係だけは完全には事前確認できない

仕事内容や寮は事前に確認できますが、実際の人間関係まですべて予測することはできません。

ただし、担当者が過去にスタッフを派遣している勤務先なら、

・現在派遣スタッフは何人くらいいるか
・年齢層はどのくらいか
・リピーターや延長者がいるか
・過去に途中退職したスタッフがいたか

などを確認できる場合があります。

公開求人だけで分からないことは、担当者が持っている過去の情報も判断材料になります。

ただし、「延長する人がいるから絶対に良い職場」とまでは判断できません。

最後は自分に合う仕事内容と生活条件かで考えます。

求人票だけでなく契約時の労働条件も確認する

応募する求人を決めたあとも、最後に確認するものがあります。

雇用契約を結ぶ際には、労働条件が明示されます。

特に、

・契約期間
・働く場所、仕事内容
・勤務時間、休憩、休日
・賃金
・退職に関すること

などは重要です。

求人ページで見た内容と、自分が実際に契約する内容が合っているか確認してください。

「担当者からそう聞いた気がする」ではなく、労働条件通知書などの書面で確認し、保存しておきます。

「やめとけ」に当てはまりやすい求人をまとめると

注意したいのは、次のような求人です。

求人条件後悔しやすい理由
実働時間の幅が大きい月収や生活リズムを予測しにくい
中抜けを確認していない朝から夜まで仕事中心になりやすい
全般業務・ヘルプ範囲が広い希望外の仕事を担当する可能性
複数寮があり選べない希望する設備にならない可能性
食事無料が勤務日だけ休日の生活費が増える
周囲に店がなく車もない買い物に困りやすい
交通費に上限・満了条件がある途中退職時の負担が増える
初回から契約期間が長い合わなかった場合の負担が大きい
高時給だけで選ぶ勤務時間・生活費を見落としやすい

これらの条件が一つあるだけで「悪い求人」という意味ではありません。

中抜けを好む人もいますし、山奥で静かに生活したい人もいます。

重要なのは、自分が嫌な条件を知らないまま現地へ行かないことです。

求人を見つけたら「最悪の場合」で考える

求人を選ぶときに使いやすい方法があります。

良い部分ではなく、その求人で起こり得る不便な条件を考えます。

たとえば、

「個室寮」
→風呂・トイレ共用でも大丈夫か

「食事無料」
→休日に食事が出なくても困らないか

「実働4~10時間」
→4~5時間の日が続いても生活できるか

「交通費支給」
→途中で帰ることになって自己負担でも帰れるか

「全般業務」
→清掃や洗い場へ回っても働けるか

この条件でも問題ないなら、現地へ行ってからのギャップを減らせます。

逆に「それでは困る」というものがあれば、その条件を確約できる別の求人を探します。

初めてなら譲れない条件を3つ程度に絞る

条件を増やしすぎると求人がほとんどなくなります。

初めてなら、絶対条件を3つ程度に絞ると探しやすくなります。

たとえば、

・1R個室
・通し勤務
・月20万円以上を見込める

を絶対条件にして、

勤務地や職種は広げる方法があります。

貯金目的なら、

・安定した勤務時間
・寮費無料
・食事条件がよい

を優先してもよいでしょう。

旅行目的なら、

・行きたい地域
・休日数
・通し勤務

を優先できます。

自分の目的に関係しない条件まで全部そろえる必要はありません。

応募前に担当者へこの内容を確認する

候補求人を見つけたら、担当者へ次のように聞くと条件を整理しやすくなります。

「この求人で、過去のスタッフが想定と違ったと感じやすかった点はありますか」

そのうえで、

「通常月の実働時間と月収目安」
「中抜けの頻度」
「他部署へのヘルプ」
「実際に入る寮タイプ」
「休日の食事」
「車なしでの買い物方法」
「交通費の上限と支給条件」

を確認します。

ここで自分にとって困る条件が出てきたら、無理にその求人へ応募する必要はありません。

別の勤務先を比較できます。

リゾートバイト自体をやめるのではなく「合わない求人を避ける」

リゾートバイトには、寮費や食費を抑えながら働ける、北海道や沖縄などで生活できる、短期間で資金を作れるといったメリットがあります。

一方、住み込みだからこそ、仕事だけでなく寮・食事・周辺環境まで合わないと負担が大きくなります。

そのため「リゾートバイトはやめとけ?」への答えは、全員にやめたほうがよいというものではありません。

避けたいのは、

自分が嫌な条件が分からない
↓
高時給や勤務地だけで決める
↓
現地で初めて条件を知る

という選び方です。

求人を見つけたら、まず時給を見る前に「仕事内容・実働時間・寮・食事・交通費」の5項目を開いてください。

その中に分からないことが一つでもあれば、応募前に担当者へ確認する。

これだけでも、「行ってみたら思っていた生活と違った」という後悔をかなり減らしやすくなります。

出典

グッドマンサービス|リゾートバイトはやめとけ?そう言われる4つの理由と後悔しないための対策
グッドマンサービス|リゾートバイトで後悔した8つのことと、応募前に確認しておきたいポイント
グッドマンサービス|よくある質問
ヒューマニック|リゾートバイトで交通費はもらえる!ただし「支給条件」に要注意
アルファスタッフ|リゾートバイトの「契約満了」とは?満了しないと交通費が出ないことも!
厚生労働省|確かめようアルバイトの労働条件